変化する歯科需要に対応 患者ニーズに応える最新医療機器[歯科経営情報]大阪市 日新税理士事務所

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歯科経営情報一覧変化する歯科需要に対応 患者ニーズに応える最新医療機器
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変化する患者像と先進医療機器の普及
変化する患者像
現在の歯科診療は、口腔衛生思想の普及・啓発によって、う蝕罹患率が減少しています。
これに伴い歯科治療も、う蝕の修復治療や抜髄から、口腔疾患の制御による全身疾患の 予防等を中心とした疾病管理へとシフトしつつあります。
一方、高齢化は、診療室を拠点とした診療から在宅・訪問診療へ、診療活動範囲の拡大など歯科診療方針の変化をもたらしています。

(1)変わる小児・成人層
(1) 減少するう蝕患者
口腔衛生思想の普及により、う蝕患者は確実に減少しています。
3歳児の一人平均むし歯数は、2.90本(平成元年)から0.74本(平成23年)に大きく減少し、12歳児の一人平均むし歯数も、4.30本(平成元年)から1.20本(平成23年)へと大きく減少しています。
3歳児、12歳児の1 人平均むし歯数の年次推移(厚生労働省ホームページより)
(2) 予防・審美へのニーズ増加
う蝕減少のデータが意味するのは、欠損~補綴という伝統的な術式は減少し、予防、審 美、再生治療といった歯科診療選択肢が今後さらに増加するということです。
特に、予防という観点では、今次診療報酬改定の基本方針において、小児期・成人期における各対応が明記されました。

(2)変わる高齢者層
(1) 保有平均歯数の増加
下記の表のとおり、高齢者の平均現在歯数は増加傾向にあり、高齢者に対する予防や治 療の重要度は増しています。
今回の診療報酬改定において、在宅歯科医療の充実や、周術期口腔機能管理等全身的な疾患対策が基本方針に掲げられました。
年齢階級別の1人平均現在歯数の推移(厚生労働省)
(2) 在宅・訪問診療ニーズの増加
高齢化の影響を受けて、歯科訪問診療実施件数は調査を重ねるごとに増加しており、特に施設での増加が顕著となっています。
1歯科診療所当たりの歯科訪問診療実施件数(厚生労働省)
(3)変わる歯科マーケット
(1) 患者意識の変化
患者像の変化は、患者意識にも影響を与えています。
今までのように、「痛い歯が治ればよい」ではなく、痛みがなく、正確で、短時間の治療を希望するようになりました。
このニーズに対応するために、歯科医療機器も進歩を続けてきました。
患者ニーズの変化
(2) 求められる先進医療機器への対応
診療用歯科医療機器は、これまで歯科医療に大きな影響を与えてきましたが、特にここ10年では、診断・予防・管理等の技術が急速に進歩し、患者のQOL向上に大きく貢献しています。
今次改定に盛り込まれた先進医療機器
注目された主な改定項目
(1)平成26年診療報酬改定の基本方針
今次改定の基本方針は、前述した歯科需要の変化に連動しています。
ライフステージに合わせた口腔機能の維持と向上等、対象は小児・成人から高齢者まで、全年齢層に及んでいます。
この変化に対応するための最新医療機器を活用した治療や手術も、「歯科医療技術の推進等」として基本方針の一つとなっています。
歯科診療報酬改定の主な基本方針
(2)最新医療機器を使用した医療技術の評価
今次改定の基本方針には、「歯科医療技術の推進等」が挙げられています。
「見て分りやすく納得できる」「安心・安全で質の高い医療を受けたい」といった患者ニーズに対応するために、診療報酬上も最新医療機器の導入を推進していると考えられます。
本改定に関連する主な最新医療機器
新規医療技術・先進医療の保険適用
新規医療技術、先進医療の保険導入の基本的な考え方 今回の改定において、医療技術評価分科会と先進医療会議で、優先的に新規保険収載等 の対象として新規医療技術8項目および、先進医療としては65技術が評価され、新たに保険適用となりました。
歯科における先進医療としては、「歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」等がその有効性と効率性に鑑み、保険適用とすることが適当であるとして評価されました。
基本的な考え方
医療技術の評価からの保険導入
歯科では、新規保険収載等の評価から、優先度が高い技術として11件が対象となりました。
また、他に難度の高い手術や難度の高い部位等におけるエックス線装置を利用した撮影に、保険点数の評価が追加されました。
主な内容は、下記のとおりです。
新規保険収載等の優先度が高い技術他(最新医療機器等に関する項目を抜粋)、CT撮影装置等に関する診療報酬の改定項目
最新医療機器導入に関連する診療報酬改定
最新医療機器で今回の改定に関連する項目には、「CAD/CAMシステム」「3D・CT撮影装置」「マイクロスコープ」等が該当します。
すでに歯科用3次元エックス線断層撮影については、点数化されており、今次改定では さらに医療機器導入を促進するための新たな点数が設定されるとともに、今までの基準が改定・緩和されています。
歯科用3次元エックス線断層撮影(CT保険算定)・・既設、歯科用CAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造ユニット)装置を用いて制作された歯冠補綴物の評価、歯科CT 撮影装置及び手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術の評価
レーザー治療については、導入を促進するために施設基準が緩和されました。
最新医療機器の有効性・効率性
周術期における口腔機能管理の充実等
歯科用の最新医療機器で、有効性と効率性が認められた「CAD/CAMシステム」と 「歯科用レーザー」には、下記のメリットがあげられます。
「CAD/CAMシステム」と「歯科用レーザー」の有効性と効率性
患者が求める歯科医療
各ライフステージの口腔機能変化への対応
今次の改定は、(1) 生活の質に配慮した歯科医療の推進、(2) 新規医療技術の保険導入等、(3) 先進医療の保険導入、(4) 患者の視点に立った歯科医療の充実、という4つの視点に基づいています。
患者としては、自身の目で見て理解でき、治療において安心、かつ安全である質の高い医療を求めるのは当然といえます。
また、治療技術の向上はもとより、目視による成果の確認、治療後の不具合の無さ等を 患者が実感できることが重要です。
最新医療機器による「正確性」と「快適性」
(1)CAD/CAMシステムの「正確性」「快適性」
1本の歯冠形状が10mm四方程度、歯列全体でみても100mm四方程度のワークエリアに対し、1~10ミクロン程度の計測・加工精度を提供しています。
実際の患者の口腔内に適した修復物や補綴物をPCによる製作によって、治療時の「正確性」と治療後の「快適性」を十分提供できるものです。
CAD/CAM装置(システム)
(2)3D・CT撮影装置の「正確性」「快適性」
今までのX線装置は平面的な画像であり、細部や歯肉内の立体的な構造までは把握でき ませんでした。
CT撮影装置や3Dの画像によって「正確性」がより増して、詳細に診断できることとなりました。
その「正確性」によって、手術・処置の「正確性」が一層向上した結果、術後の「快適性」も提供できるようになったといえます。
昨今問題になっているインプラントの医療事故に関しても、十分な診断が出来ず、口腔 内の状況把握が不足したまま行った結果で起こった術例が多く、その解決策としても3 D・CT撮影装置が活用されています。
3D・CT装置
(3)マイクロスコープの「正確性」
マイクロスコープは、肉眼では見ることのできない歯の細かい凹凸や、隠れた根管、補 綴物のフィットの状態など、様々なことが判るので、診断能力が大幅に向上し、より精密な治療を行うことができます。
手術時での活用だけでなく、通常の検査、処置にも活用されています。
ルーペの使用と比べても情報量の差は大きく、見落としが少なく、使用する歯科医師の疲れ方も大きく違うと言われています。
マイクスコープ
レーザー【タカラベルモント(株) 炭酸ガスレーザー ベルレーザー】

求められる安全性向上と医療機器の活用
歯科業界で発生した滅菌問題
平成26年5月24日付の読売新聞に掲載された社説において、歯科医療機関で歯を削る 医療機器(エアータービンハンドピース、電気エンジンハンドピース)が滅菌せずに使い回されていると指摘された問題で、厚生労働省は、滅菌を求めた日本歯科医学会の指針を徹底するよう日本歯科医師会に近く通知することを決めました(26.5.19/24 読売新聞)
歯科業界で発生した滅菌問題
滅菌に対する強化方針
滅菌に関しては、滅菌機を導入しておくことだけではなく、基本方針を策定し、システ ム化することです。
患者が歯科医院に望む絶対条件は、「清潔」です。
どういった状況・条件でもこの「清潔」に関しては、歯科医院が怠ってはいけないことです。
朝の準備から始まり、患者一人ひとりの治療が終わった時、機器器材や材料を使い終わった後、一日の診療が終わった時というように、都度、滅菌や消毒、洗浄等をどう対処するか、といった基準・システム作成が必要です。
「医療安全対策」「院内感染防止対策」については、医療法の中でも基本方針とマニュアルの策定が義務付けられています。
滅菌に対しては、厚労省でも歯科医師会でも基本ガイドラインを設け、歯科医療機関へ提示しています。

(1)ハンドピースの洗浄徹底
歯科治療の中で、交叉汚染の可能性が高い器具はハンドピースです。
その複雑な内部機 構ゆえ、汚れや細菌が付着しやすく、ハンドピースの内部洗浄は、患者への安全性とハンドピースのロングライフ化の両面に大変重要性な意味を持ちます。

(2)使用後機材の洗浄・消毒・滅菌の留意点
使用後機材は、まず洗浄を行い、その後適切な消毒・滅菌へと処理を進めます。洗浄を せずにいきなり消毒や滅菌は実施しません。
使用後機材には、血液や唾液などのたんぱく質が付着しています。
これらの汚染物質を除去せず、消毒液に浸漬して滅菌してしまうと、汚染物質が残ったままとなり、消毒や滅菌の効果が十分に発揮できないほか、機材の腐食や変色等を引き起こす原因となります。
主な滅菌機
主な滅菌機

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